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採用試験の書類選考も怖くない、使える履歴書の書き方

総務系サラリーマンとして今回皆さんにご紹介するのは、『履歴書の書き方』です。

ご自身で書くときにも使えますし、ご家族、知り合いが履歴書の書き方で迷っている時にも使えますよ。

結構記事が長いので、時間がある時にご覧ください。

1.履歴書とは?

採用試験を受ける会社に提出する書類で、『名前、生年月日、性別、住所、扶養家族、学歴、職務経歴、免許、志望動機』などを記載します。

2.履歴書の重要性

履歴書って書くのが面倒、ネットの例文をコピペしよう、書けないから空欄のままにしとこう、PCでささっと作っとこう…など思ったことありませんか?

それでは、せっかく作った履歴書が勿体ない!
この『履歴書』は、あなたの人生が”ぎゅうぎゅう”に詰まっていて、相手に自分自身の事を知ってもらうための、重要な書類です。

履歴書を作ろうとする人は、インターネットの記事のコピペ表現できるような職歴や人生経験ではないでしょう。

もっと、もっと自分の事を知ってほしい、自分はあなたの会社に入りたいんだ!との意思を示して、『この人と一緒に働きたい、この人なら頑張ってくれそう』と会社の採用担当に思わせるような履歴書を作っていきましょう。

3.履歴書を作る為の事前準備

※履歴書を送りたい会社が決まっている前提で記載します。

(1)入りたい会社の情報を調べよう。
①何を作っている会社なのか?
②何を大事にしている会社だろう(企業理念など)
③入社している人の記事(会社HPに働いている人のコメントが記載されている事があります)
④希望する職種の仕事イメージ(こんなことをするのかな?で良いです)
⑤近くまで行けるのであれば、行って会社を見てみよう。
※行けなければネットなどで見てみると会社の雰囲気が少しわかります。

(2)自分自身の振り返り
①何で自分はこの会社に入りたいのか(箇条書き)
志望動機が書きやすくなります。
【例】
・自分の今までの経験に合っている?
・通勤距離が近い?
・会社の○○に将来性を感じている。
・知人、友人から話を聞いて、評判が良い。

②自身の長所、短所はなんだろう?
これも履歴書を書く際に活用します。自分の良い所をどう仕事に活かすか考えてみます。
・長所と短所は別々に考える必要がありません、長所も短所も出所は同じ、自分の特性/性格がプラス方面にでれば長所、マイナス方面に出れば短所です。

例えば
・人を信じる
 →プラス面:人を信頼し、任せる、託すことが出来る。
 →マイナス面:だまされやすい。
など
一見短所に見えても、実は長所だったりしますので考えてみてください。

(3)履歴書の用紙を購入しよう。
何かの付録についている用紙もあります、絶対ではありませんが購入した履歴書の方が印象は良いです。
(4)履歴書用の写真を撮ろう
・スーツを着てください、男性の場合はネクタイが曲がっていないかも確認しよう。
・写真の印象は結構大きいです。身だしなみ注意!

4.履歴書の書き方

(1)手書きで書こう(指定がない限り)
受検者側からするとパソコンで書いても、手書きで書いても同じだろうと思うかもしれません。採用する人からすると、手書きの字には性格が出てきますので、手書きを好みます。
字が下手でもかまいません、下書きをして丁寧に書きましょう。そうすれば、きちんと相手に伝わります。

(2)履歴書の空欄はすべて埋めよう。
何も書く所がない場合は、『なし』など記載してください。
必ず連絡先は、電話番号、メールアドレスは記載してください。
採用担当からの連絡は電話、メールどちらからでも受けられるように、住所だけでは文章のやり取りになり時間が掛ってしまいます。

(3)志望動機
特に重要です、事前に調べた内容や振り返った内容をベースに書きましょう。
インターネットのテンプレートは参考にしても良いですが、そのまま書かないようにしてください。
【ポイント】
・何故志望先の会社に入りたいと思ったのか
・自分の経験を志望先の会社で活かせるか(仕事、アルバイト、学生時代、趣味の経験等)
・折角なので自己PR、長所などを紹介

(4)趣味/特技
意外と重要です、面接の時の話のネタにもなりますし、どの様にリフレッシュしているか、希望会社の採用担当の興味を引くポイントでもあります。
【ポイント】
・趣味の内容と、頻度、こんな所が楽しいと簡単に記載。
・特技は、自己アピールになります。○○を何年続けています。○○が出来ますなど

(5)本人希望事項
特に希望がなければ、『御社(貴社)規程に従います』と記載。 
働くにあたり条件があればしっかり記載しましょう。無理して働くとお互い不幸になります。

(6)職務経歴
履歴書の学歴・職歴は簡単に記載。
詳細は職務経歴書に記載しましょう。
職務経歴書は、今まで働いてきた仕事内容や成果を記載します。
※可能であれば、退職と記載する時は一身上の都合ではなく、簡単に理由を記載しましょう。
 例:経営状況悪化の為、工場閉鎖の為退職 など

5.最終チェック

作る為の事前準備、書き方は上記の通り、最後下記をチェックして完成です
【チェック項目】
□履歴書に空欄や選択漏れは無い。
□顔写真はしっかり接着されている。
□ハンコが押してある。(ハンコの押印が必要なもののみ)
□下書きは綺麗に全て消している。
□履歴書を読み返して、誤字脱字がないかチェック(出来れば自分以外の人にもお願いする)

6.まとめ

これで履歴書の完成です。
あとは、希望する会社の採用担当があなたの履歴書を読んで、判断します。
ここまでしっかり作っていたら、しっかり読んでくれて判断してくれます。

あなたの思いは、採用担当に伝わります。
しかし、会社の方針、風土、職場に馴染めるか、仕事の内容等々、判断され残念な結果になるかもしれません。ただ、頑張って作った経験は次に活かされます。
上記の事をやらないで履歴書を送るより、しっかり作り込んだ履歴書では書類選考の通過の確率は確実に違うと思います。

書類選考通過後の面接については、また別の機会に…